川崎市、横浜市 キリスト教の葬儀

2018/09/27
キリスト教葬儀

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キリスト教の葬儀

キリスト教式の葬儀の流れ

キリスト教には「カトリック」と「プロテスタント」があり、それぞれに葬儀の流れが異なります。

 

カトリックの場合

カトリックの考えでは、故人は神に委ねられ、キリストの再臨と死者の復活が願われます。カトリックの葬儀の場合は、信仰の妨げにならないかぎりは、日本的の事情への対応が積極的になされており、『通夜』という表現の採用にとどまらず、仮通夜や自宅での通夜にも対応し、告別においては献花だけではなく焼香も採用するなどしています。葬儀式場は生前に故人が所属していた教会を使用する場合がほとんどです。また、通夜・告別式は別日に行います。

 

カトリック 葬儀の流れ ※あくまでも一例になります。

1 入堂聖歌

聖歌と共に神父が入堂します。この際、参列者は起立で迎えます。

2 開式の辞

神父が棺に聖水を注ぎ、献香します。その後、開式の辞を述べ、葬儀の開祭を告げます。

3 葬儀のミサ

葬儀のミサでは、言葉の典礼と感謝の典礼が行われます。

言葉の典礼では、神父による聖書の朗読と説教が行われ、参列者全員で祈りを捧げます。感謝の典礼では、遺族が祭壇にパンとぶどう酒を捧げ、信徒が神父から聖体(パン)を受け取ります。これは聖体拝領というもので、故人が復活の神秘にあずかり、永遠の命を得るように祈るという意味があります。

 

カトリック 告別式の流れ

1 入堂聖歌

葬儀の場合に同じ。

2 聖歌斉唱

参列者全員で聖歌を歌います。

3 弔辞・弔電紹介

故人の略歴及び弔辞・弔電が紹介されます。

4 献花

献花を行う順番は、喪主、遺族、親族、一般会葬者となります。

5 遺族あいさつ

6 出棺

 

プロテスタントの場合

プロテスタントの葬儀において特徴的なことは、ご遺体との告別が中心におかれないことでしょう。プロテスタントの考えでは、故人は神のもとで安らかになるという思想があるため、祈りは神のために行われます。そのため、葬儀も神への感謝と遺族を慰めるという意味合いがあります。また、各教会によって、葬儀の仕方や考え方に違いがあります。

 

プロテスタント 葬儀・告別式の流れ

1 入場

オルガン演奏の中、牧師を筆頭にして棺、喪主、遺族が入場します。参列者はそれを起立で出迎えます。

2 聖書朗読・祈祷

牧師が聖書を朗読して祈祷を捧げます。その後、賛美歌を斉唱します。

3 牧師による説教

まず、牧師が故人の略歴や人柄などを紹介します。その後、説教が行われます。

4 弔辞・弔電紹介

弔辞・弔電は故人の弔いというよりも、思い出を語るような内容が一般的です。

5 祈祷・オルガン奏楽

オルガンの演奏を聞きながら黙祷します。

6 告別の祈り・飾花(献花)

牧師が祈りを捧げ、全員で賛美歌を斉唱します。その後、牧師、喪主、遺族、親族、一般会葬者の順番で飾花を行います。

7 遺族あいさつ

遺族あいさつは飾花前に行われることもあります。

8 出棺

 

葬式の流れに違いがあるだけではなく、葬儀に用いられる用語の意味に違いもあります。カトリックでは聖職者のことを神父と呼びますが、プロテスタントでは牧師です。また、礼拝の歌もカトリックでは聖歌ですが、プロテスタントは賛美歌と呼びます。

 

御花料と献花のマナー

御花料のマナー

キリスト教ではお香をたく文化がないため香典はありませんが、代わりに御花料として包みます。

 

献花のマナー

献花は仏教でいう焼香、神道でいう玉串奉奠(たまぐしほうてん)のようなものです。祭壇に白い菊やカーネーションを捧げます。献花には作法があります。プロテスタントでは献花と呼ばず、飾花とする場合があります。※献花台に捧げるのではなく、棺に納める形

 

献花の手順 主にカトリックの葬儀

① 両手で花を受け取り、遺族に一礼して献花台に進みます。

② 茎を祭壇に向け献花台に捧げます。右手で花側を持ち、左手で茎を持ちます。

③ 一礼して黙祷します。

④ 前を向いたまま数歩下がり、遺族に一礼して戻ります。

葬儀の場で着用する適した服装については、仏式の場合と同じもので問題ありません。男性であれば喪服、あるいはダークスーツ、女性は黒のスーツやアンサンブル、ワンピースなどです。靴やバッグといった小物類も黒を使い、派手な時計やアクセサリーなどは避けるのが無難です。

 

聖歌・賛美歌への参加

キリスト教式の特徴である聖歌・賛美歌ですが、これは強制的に参加しなければいけないというものではありません。事前に歌や祈りの一節が書かれた紙が配られるため、できるだけ参加すると良いでしょう。聞いた事のある聖歌・賛美歌も多いはずです。※主よ人の望みの喜びよ・アメージンググレースなど

 

お悔やみの言葉は不要

キリスト教は死に対する考え方が仏教や神道とは違い、永遠の命の始まりだとされています。そのため、亡くなったことは悲しいことですが、不幸なことではないという意識があります。「安らかな眠りをお祈りいたします」のように、故人の安寧を祈る形が一般的です。

 

川崎市・横浜市の公営式場を利用する際の注意点

キリスト教式の葬儀で、公営式場を利用する際は注意が必要です。式場内での楽器の演奏は厳禁になります。もし、教会以外でお考えの方はキリスト教の葬儀に詳しいせせらぎ葬祭サービスまでお問い合わせください。

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