本当に最後のお別れとなる火葬場ですが、葬儀の参列はあっても火葬場まで同行することは少ないのではないでしょうか。
今回は、火葬場での流れについてご紹介します。
▼火葬とは
日本で主流の葬法で遺体を焼却して遺骨や遺灰にします
葬儀や告別式の後に火葬場に移動し火葬を行います。
▼火葬場での流れ
出棺後に遺族や近親者などが同行し火葬場へと移動します。
移動の際は、霊柩車が先頭を走り、その後に参列者が乗るマイクロバスや自家用車が続きます。
■火葬許可証の提出
喪主が死亡届を提出した際に受け取る「火葬許可証」を火葬場に提出します。
火葬許可証がなければ火葬することはできません。
火葬後、「埋葬許可証」がないと遺骨をお墓に収めることができないので重要な書類になります。
■納めの式
納めの式は、火葬前に炉の前で喪主、遺族が持参した位牌と遺影を飾りお別れの式を行います。
僧侶の読経と焼香を行い、喪主や遺族、近親者が焼香と合掌、拝礼をします。
納めの式が故人の顔を見ることができる最後のお別れの時間となります。
■火葬
火葬は、約1~2時間ほどになりますが、体格や年齢などによって時間も異なります。
同行者の方は控室で待機し、静かに故人を偲びます。
■骨上げ
帆値上げは、火葬された遺骨を骨壺に収めることで、他にも収骨や骨揚げなどとも呼びます。
2人1組でひとつの骨を竹の箸を使い一緒にはさんで拾いあげます。
骨上げを行う順番は、足から順に頭部に向かって、骨壺に入れていきます。
故人と最も縁の深い人が最後に喉仏を収めます。
この世からあの世への橋渡しという意味があります。
▼まとめ
火葬場での流れについて把握しておくと火葬に立ち会う際に役立ちます。
火葬場でどう振舞うべきか流れやマナーを事前に知っておくことは大切です。