通夜の終了後に弔問客を別室に通して、遺族から出される酒食のことを「通夜振る舞い」と言います。
通夜振る舞いは、故人と共にするこの世で最後の食事です。
ここでは、通夜振る舞いでのマナーについてご紹介したいと思います。
▼通夜振る舞いのマナー
通夜振る舞いのマナーについて、以下に紹介していきます。
■声をかけられたら
通夜振る舞いに参加する人は地域によって異なり、弔問客全員というところと親族のみというところとがあります。
自分が参加すべきかどうか悩むところかと思いますが、基本的に声をかけられたら断らずに短時間でもいいので参加するようにしましょう。
■故人に関係のない話はしない
通夜振る舞いは故人を偲ぶ席ですので、故人の思い出などを語りましょう。
極力故人と関係のない話は慎みましょう。
■大声・大笑いしない
通夜振る舞いは、あくまで葬儀の場です。
大声で話したり、大笑いすることは控えるようにしましょう。
■忌み言葉
前述の通り、通夜振る舞いはあくまで葬儀の場です。
その為、葬儀の場ではタブーとされている忌み言葉は使わないように注意しましょう。
※忌み言葉・・・たびたび、引き続き、迷うなど
■喪主・遺族の対応
喪主、遺族は通夜振る舞いがお開きになっても弔問客を見送るようなことはしないようにしましょう。
自席から目礼するだけにしておきます。
■通夜振る舞いに参加できない場合
通夜振る舞いはできるだけ参加するのがマナーですが、どうしてもやむを得ない事情がある場合は帰っても構いません。
遺族や関係者に挨拶し、目立たないように退席します。
それでも参加をお願いされた場合には、一口だけでも箸をつけるといいでしょう。
▼まとめ
今回は通夜での食事である「通夜振る舞い」のマナーについてご紹介しました。
大人として最低限のマナーを身に付けるようにしましょう。